【レシピ】食事に寄り添うモクテル「ゆず」

ノンアルコールカクテルが一般的にも浸透してきました。

食事に寄り添う、ゆずを使ったノンアルコールカクテルのレシピをご紹介します。

こんな方におすすめです。

  • アルコールを飲まない人に、普通のソフトドリンクを出すのはなんだか気が引ける
  • お酒を飲まない日のドリンクの選択肢を増やしたい

ー「ワインは食事のお供。」これは確たる事実として。

じゃあ、お酒を飲まない方は食中に何を飲むの?開発当初、こんな思いをソムリエとしてモヤモヤと抱えていました。ノンアル派の方にも、もっと食中のドリンクで楽しんで頂きたい。

ワインみたいな味わいや香りの複雑味があって、食事とのペアリングができて(ジュースみたいに甘すぎなくて)、素敵なグラスで楽しめる。

そんなノンアルドリンクがあればいいけど、現実には選択肢が少なく(←当時。現在はノンアルが浸透して商材が増えました)、自分で作ることにしました。今回の「ゆず」は、コース料理の前半にお店でご提供して、好評を頂いているモクテル(=ノンアルカクテル)です。

「ゆず」は、食事の序盤の野菜料理、前菜などハーブや野菜の料理によく合います。ほぼ身近な材料で作れますので、ぜひトライしてみて下さいね。

◆ ノンアルコールカクテル「ゆず」1杯の材料 (110g目安)

・ゆず果汁 又は ゆずジュース 40g

MEMO

ジュース使用の場合は甘すぎないものを選びます。フレッシュの果汁を絞る場合は、
砂糖や蜂蜜で適宜、甘みを足します。

 

・スパイス スティックシナモンとホールのカルダモン 少々

・麹ドリンク 20g

MEMO

麹甘酒でもOKですが、濃すぎると仕上がりがドロドロになり、見た目が良くないです。水で薄めるか、きれいに仕上げたい時の私の推奨は「福光屋」の「麹パワードリンク」です(詳しくは後述)。

 

・カモミールティー 25g

・炭酸水 25g

・白バルサミコ酢 2g

◆ ノンアルコールカクテル「ゆず」の作り方

基本的に、容器に材料を入れて混ぜる、シンプルな作り方です。

【下準備】ゆずシロップを作る。

ゆず果汁又はジュースに、シナモンとカルダモン、必要なら砂糖(分量外)を漬けて、香りが移るまで冷蔵庫で2日ほど置きます。

カルダモンは割って中身を出します(皮ごと使います)

ここではゆずジュースを使いました。

好みですが、スパイスを入れるのと同時に、お砂糖で少し加糖して甘さを調整しています(350mlのジュースに対して砂糖25g)。ここで使用したジュースは甘さ控えめで、味の仕上げにもう少し骨格が欲しいと感じたので砂糖を加えました。分量外ですので、お好みで。

この事前準備は少々面倒ですが、スパイスを加えるひと手間で、味わいにグッと奥行きが出ます!

グラスからたちのぼる「香り」は、飲み物をより美味しく感じるための大切な要素だよね

ここからは飲む直前の組み立てです。

容器に、炭酸以外の材料を足していく。

成城石井「ゆずはちみつ」を使ったシロップ
カモミールティー。手軽に市販品を使用しました
甘酒より使いやすい!麹ドリンク(甘酒のモロモロを茶漉しで濾すのでも代用OK)
ホワイトバルサミコ酢は甘さが丁度良いです。1本持っておくとドレッシングにも使えて便利です。

カップなどの容器に、下準備で作ったゆずシロップ40g、カモミールティー25g、麹ドリンク20g、白バルサミコ酢2gを入れていきます。ゆずシロップをグラスに注ぐ際は、茶漉しなどを使って、スパイス片が混入するのを防ぎます。

最後に炭酸水25gを注ぎ、ステアする

イメージは「微炭酸」です。喉越しのための炭酸ではなく、華やかさを添える炭酸です。

グラスに注いだときに、炭酸の勢いが強いとドリンクの表面が綺麗でないので、強炭酸などを使う際は、氷を1個入れてぐるぐると混ぜることで炭酸の勢いを抑えます。ぼこぼこと大きな泡ができるとグラスの壁面が汚れて、飲まれる方の気分もあまり良くないかと思います。

グラスにそっと注いで、完成です。

提供温度は、材料が冷蔵庫で冷えていたことを前提に、そのままの温度でOKです。
食事と合わせるので、キンキンに冷やす必要はありません。氷を入れると繊細な味が薄くなるので、氷で冷やすことは推奨しません。

綺麗なグラスに注いで、お食事と一緒にどうぞ美味しくお召し上がりください✨

◆ 材料についての補足

ゆずジュース

ゆずは、季節であれば果汁を絞るのもありです。その場合は、お砂糖や蜂蜜で随時加糖してください。ノンアルカクテルは甘すぎNGですが、ある程度の甘さがないと、ぼやけた味になります。ジュースを使うと安定した味が出せます。添加物などの少ないものを選ばれると自然に近い味に仕上がります。ここでは、通年で入手できる成城石井の「ゆずはちみつ」を使用しています。

麹ドリンク

麹ドリンクは、ドリンクの味に全体的な厚みを持たせる役割で加えています。初めは甘酒を加えていたのですが、甘酒で味は良いとして、グラスに注いだ時に、麹の白いモロモロ部分がどうしても透明のグラスの側面にへばりついて、見た目が美しくなかったんです。甘酒を茶漉しで漉してもいいけど、もう少し何かないかなぁ…と探して出会ったのが、金沢の酒造会社「福光屋」さんのSAKE SHOP福光屋で購入する「麹 POWER DRINK」でした。米と米麹と塩で作られるドリンクで、ごく軽い塩味が心地よく、ドリンクの味をちょっぴり引き締めてくれます。

ホームパーティの時などにもノンアルの人への気遣いとして使えるノンアルカクテルのご紹介でした。

食事を一緒に美味しく楽しもうよ!そんな気持ちが伝わりますように❤︎

是非作ってみてくださいね✨🍀

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