お花見の頃って、意外とまだ寒くて、温かい飲み物がほしくなりますよね。
花冷えのお花見をイメージしながら、今回は飲みやすいホットワインをご紹介します。
★ポイント★
名前はワインでも、甘くて飲みやすい口当たりの「赤玉スイートワイン」(サントリー)を使用します。1907年に発売されてから115年間も愛され続けたこの「赤玉スイートワイン」、もともと飲みやすいですが、スパイス類や柑橘を足して、華やかに仕上げます。
あまりお酒に強くないけど、ちょっと飲んでみたい…そのくらいの方をイメージして、
アルコールは飛ばし気味に仕上げます(あくまで「飛ばし気味」です)。
★「赤玉スイートワイン」のホットワインの材料(1杯分)
・赤玉スイートワイン … 180cc
・オレンジジュース … 大さじ1(15cc)
・レモン果汁 … 小さじ1(5cc)なくても良いですが、プラスすると飲みやすさがUPします。
・スパイス類 … お好きなものを少しずつ。
今回は、台所のあちこちからかき集めたスパイスたちを使いました。下の写真は、オレンジジュースとレモンジュースを含め、一杯分として使用した材料です。ご参照ください。
シナモンパウダー、黒コショウ(粒)、純ココアパウダー、クローブ、八角(カケラ)。
おうちにあるもの、また100円ショップで入手できるくらいのスパイスで作れます。
シナモンはスティックでなくてもOKですし、オレンジジュースはみかんの輪切りでもOKです。
コショウは台所にあるブラックペッパーのひいたやつでももちろんOKです。
★「赤玉スイートワイン」のホットワイン の作り方
①レモンジュース以外の材料を小鍋に入れる
②鍋を火にかけて沸騰させる
沸騰したら、フツフツと沸く状態を3〜4分キープして、アルコールを飛ばしていきます。
*アルコール度数は加熱で低くなりますが、完全には飛びません。このドリンクはあくまでアルコール飲料ですので、ご注意下さい。
③レモンジュースを入れ(なくてもOK)、温め直したら、カップに注ぐ
カップにスパイス類のかけらが入り込むのを防ぐために、茶漉しを使って注ぎます。
冬場はカップをあらかじめ温めておくと、より長く楽しめます。
★おうちで作る「赤玉スイートワイン」のホットワイン、1杯のお値段は221円です
赤玉スイートワイン 187.2円(180cc)/オレンジジュース 4.2円(15cc)
レモンジュース 10円(5cc)←レモンジュースはオーガニック商品のため少しお高め
スパイス類 … 値段の割り出しが難しいため、合計で20円と設定します
ー1杯の価格は、各材料費を足して、小数点以下を四捨五入したものです。
ー材料費のみのざっくりな明細(税込)ですが、ご参考になればと思います。著者が身近な範囲で入手できて、お手頃価格だと思うものを購入して算出しました。
ー光熱費・道具代は含まれていません。
★余談★
このレシピが生まれた背景には、筆者の祖母についての記憶があります。祖父母の家に遊びに行くと、昭和の日本家屋の台所の隅に、赤玉スイートワインの一升瓶が置かれていました。(いや、子供には大きな一升瓶に見えただけで、本当はもう少し小さかったのかもしれません)。祖母はさほどお酒に強くはなかったけれど、この赤玉スイートワインをいつも家に置いて、日頃の気が向いた時や眠る前などに、ちびちびと楽しんでいたようです。大正9年生まれの祖母は「赤玉ポートワイン」という初期の商品の名前でずっと呼んでいました。ホットワインのレシピを考えるにあたり、どんな赤ワインを使うと良いかな?と考えたとき。今はもうない祖父母の家の、台所の片隅に置かれた「赤玉スイートワイン」が語りかけてくるようにふと思い浮かび、使わせて頂くに至りました。おいしいホットワイン ができて嬉しいです。
それでは、今日も良いカフェタイムを🌸