ひんやりプルルン、コーヒーのほろ苦みがきいた、コーヒーゼリーのレシピです。
2つのポイントをおさえて、濁りなくきれいに、喫茶店みたいな王道のコーヒーゼリーを作りましょう。
手軽に買えるインスタントコーヒーと粉ゼラチンで作るので、簡単ですよ。作業時間は10分程度です。
さっそく、コーヒーゼリーを美味しく作るポイント2つです。
☑️ 粉ゼラチンは直接コーヒーに混ぜない(熱湯で溶かしてから混ぜる)
☑️ 完成したゼリー液は、氷水で急冷することで「濁り」を防ぐ
この2点をおさえて、さっそく作っていきましょう✨
インスタントコーヒーで作る★王道コーヒーゼリーの材料<250ml・2人分>
コーヒーゼリー250mlは、およそ2人で楽しめるくらいの分量です。
ここでは2個のカップに分けて作りますが、もちろん1つのタッパーなどにまとめて作ってもOKです。
ご都合の良い方でどうぞ。
・インスタントコーヒー 5g
・砂糖 12g
・コーヒーを溶かす熱湯 200cc
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・粉ゼラチン 5g(一般的な粉ゼラチンは、小袋1つ=5gです)
・粉ゼラチンを溶かす熱湯50cc
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・コーヒーゼリー液を急冷するための氷水 適量
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【器具、容器など】コーヒーゼリーを入れる容器×2個、コーヒーゼリーを容器ごと氷水で冷やすための容れ物(タッパーなど)
粉ゼラチン。スーパーで買えます。
コーヒーゼリーに使うインスタントコーヒーは、お好みのものでどうぞ。私は、いろいろ試した結果、AGFのMAXIMを使っています。
インスタントコーヒーで作る★王道コーヒーゼリーの作り方
① 300ccの熱湯を沸かす
コーヒーを溶かすのに200cc、ゼラチンを溶かすのに50ccを使用しますので、
少し余裕を持って300ccを沸かします。
ゼリー類を作る際の、水分量とゼラチンの適度なバランスは1:0.05です。水分量に対して5%のゼラチンです(ゼラチンのパッケージにも書いてありますね)。
市販のクックゼラチン は一般的に、小袋1つ=5gです。粉ゼラチンの小袋1つをきっちり使いきることを基準にレシピを考えて、できあがりのコーヒーゼリーの量を250mlとしました。
②ゼラチン液を作る
先ほど沸かした湯のうち50ccを容器に入れ、粉ゼラチン5gを振り入れてよく溶かします。
ゼラチンは80℃くらいの液体に溶けますので、お湯が熱いうちに完全に溶かしましょう。
ただし、ゼラチンを沸騰させると凝固力が消えますので、熱過ぎNGです。
ここで大事なのは、先にお湯→後から粉ゼラチンをふり入れることです。
容器にゼラチンを入れて、上からお湯を注ぎたくなりますが、ここはお湯→ゼラチンの順を守ります。
そうすることで、ゼラチンがダマになることを防ぎ、より滑らかなコーヒーゼリーになります。
なんでゼラチンを直接コーヒーに入れちゃわないの?
ゼラチンをコーヒーとは別に準備する理由は、ゼラチンをお湯で完璧に溶かしておくことで、ダマがなくて口当たりの良いコーヒーゼリーにするためです。
粉ゼラチンは80℃ほどの液体に溶けます。
でも、お湯って意外とすぐ冷めちゃうもので、コーヒーにお湯を注いで混ぜて…とか
作業しているうちに、温度が下がってしまうんですよね。
ですから、ここでは作業の一番最初に熱い湯でゼラチンをよく溶かして、
次に作るコーヒーに混ぜています。
ゼラチンを溶かすお湯の分量も計算して、コーヒーはお湯少なめ、濃いめに作ってあります。
この作り方を覚えておくと、レギュラーコーヒーでコーヒーゼリーを作る時にも失敗なく作れますよ。
③コーヒーを作る
沸かしたお湯が少し冷めていたら、ここで沸かし直しておきます。
コーヒーゼリーのコーヒーは、苦味がきいているのが美味しいです。
苦味を出すためには熱いお湯を使います。
温度の低いお湯を使うと、苦味よりも酸味を感じる味になりますので、
ここでは熱々のお湯を用意しましょう。
今回は、できあがりの250mlを2つの容器に分けて作りますので、
2つの容器にインスタントコーヒーと砂糖を等分して入れておきます。
容器1個につき、インスタントコーヒー2.5gと砂糖6gです。
先ほど沸かした湯を、それぞれの容器に100ccずつ注ぎ、よく混ぜて溶かします。
火傷にお気をつけくださいね。
④コーヒーとゼラチン液を合わせて混ぜる
コーヒーの入ったカップそれぞれに、ゼラチン液を等分に入れます。
ゼラチン液は55g(湯+ゼラチン)なので、2つに分けると、1つあたり大体27gです。
コーヒーとゼラチン液を混ぜたら、ここでも、よくかき混ぜます。
⑤ゼリー液を氷水で急冷して、冷蔵庫で固める
上で作ったコーヒーゼリーの容器が、丸ごと入る大きさのタッパーなどを用意します。
コーヒーゼリーの入った容器を入れ、周囲にしっかり氷を入れ、水を注ぎます。
(写真は、わかりやすいように容器1個で撮影しています。)
これでコーヒーゼリーを急冷する準備完了です。
丸ごとすっぽり収まらなくても大丈夫。肩のへんまで氷水に浸かればOKです。
冷蔵庫に入れる前に、しばらくコーヒーゼリー液をグルグルとかき混ぜて、粗熱をとりましょう。
なんとなく粗熱が取れたら、氷水の容器ごと冷蔵庫に入れて、2〜3時間ほど冷やし固めます。
ラップや蓋はしなくてOKです。冷蔵庫のニオイ移りなどが気になる場合は、完全に冷めてからラップするか、布をかまして蓋やラップをすれば、結露がゼリーに落ちるのを防げます。
どうして氷水で急冷するの?
ゼリーを急冷するのは、コーヒーゼリーの色が濁るのを防ぐためです。
コーヒーは、ゆっくり冷めると、タンニンとカフェインが結合して白濁します(クリームダウンと呼ばれる現象です)。白濁すると、味わいにも影響が出ますし、やはり透明度が高い方が、見た目にもきれいで美味しそうですよね。
ですので、できあがったコーヒーゼリー液を氷水につけて、さらに冷蔵庫に入れて急冷することで、
ゼリーの温度をできるだけ早く下げつつ、ゼラチンの固まるのを待ちます。
※急冷してゼリーが早く固まるわけではありません。
2〜3時間したら、冷蔵庫から出して、かたまり具合をチェックしてみてください。
写真は冷蔵庫に入れて3時間後の状態です。ゼラチンは固まり、氷はすっかり溶けました。
透明度もあります、きれいに作れました。
出来上がったコーヒーゼリーには、生クリームやホイップを乗せても美味しいですし、
練乳やバニラアイスなども好相性です。
我が家では、生クリームはなくコーヒーフレッシュをかけるのが流行っています。
フレッシュをかけて、軽く混ぜて、5分ほど味をなじませて食べると最高!だそうですよ。
ぜひ、皆さんもおいしく召し上がってください♪
★インスタントコーヒーで作る★王道コーヒーゼリー、250ml分の材料費は約83円です。
インスタントコーヒー 30.6円(5g)/ 砂糖 3.8円(12g)/水 10.8円(約250g)/ ゼラチン 37.5円(5g-小袋1つ)
ー1杯の価格は、記事掲載時における各材料費を足して、小数点以下を四捨五入したものです。使用した分量での代金に換算した金額です。
ー材料費のみのざっくりな明細(税込)ですが、ご参考になればと思います。著者が身近な範囲で入手できて、お手頃価格だと思うものを購入して算出しました。
ー光熱費・道具代は含まれていません。
今日も素敵なおうちカフェタイムを🍀✨