今回はカフェラテを、おうちでおいしく、かつ最短時間・最小手数で作ることを考えました。
カフェラテは元来、エスプレッソマシンなどの機器を使って抽出したエスプレッソコーヒーと、
高温のスチームで温めた牛乳を合わせた飲み物です。
「エスプレッソ」。専用の豆を使い、圧力と豆の量、抽出時間を細かく調節しながら抽出します。
でも、普通は家にエスプレッソマシンや抽出器具はないので、ここでは手軽なインスタント・エスプレッソコーヒーを使う作り方をご紹介します。
冷たい牛乳にも溶ける便利さ!牛乳と合わせるとチョコレートっぽい味わいも感じられます。
★ポイント
- インスタント・エスプレッソコーヒーは冷たい水にも溶けることが前提のレシピです。
ここではAGF「Blendy エスプレッソ」を使います。 - おいしく作るポイント1:牛乳は温めすぎない、泡立てすぎない方が良いです。
- おいしく作るポイント2:コーヒーと牛乳の温度を揃えるようにしてみて下さい。温度が揃うと、コーヒーと牛乳がうまく馴染んでより美味しく感じます。牛乳の甘味が出て美味しく感じられる65℃に揃えます。
★カフェラテ の材料 (マグカップ 1杯分)
- 牛乳(成分無調整) … 100cc
- エスプレッソインスタントコーヒー … 2g(一般的なティースプーンに軽く一杯)
- 水50cc … エスプレッソ用
牛乳は、レンジで温めて泡立てるので、耐熱で、できれば深い容器に入れてください
★カフェラテ の作り方
ステップは4つです。
①牛乳を電子レンジでチン → ②温めた牛乳を泡立てる → ③エスプレッソもレンジでチン →④牛乳をエスプレッソの上に注ぐ。所要時間は3〜4分です。
① 牛乳を電子レンジで温める
牛乳は成分無調整牛乳を使います。
牛乳100cc。電子レンジOKで、深さのある容器がおすすめです。
ここでは65℃くらいを目指して牛乳を温めます。
100ccの牛乳を、レンジ500Wで1分20秒 チンすると65℃くらいになります。
65℃って…?感覚でお伝えするなら、女性の方が手のひらで容器を2秒くらい触って
「熱いな」と感じるくらいの温度です。
温めすぎると、美味しさの成分でもあるタンパク質が固まって、泡の仕上がりが荒くなります。
お使いのレンジに500wの設定がない場合は、20秒ずつ温めて、容器を触ってみてください。
時間をはかる際、キッチンタイマーがなければスマホのストップウォッチ機能が便利です。
②温めた牛乳を泡立てる
ミルクフローサーを使って、温めた牛乳をクリーミーかつふんわりした状態にしていきます。
目標はクリーミーなちょいふわです。(モコモコミルクだと、カプチーノになります)
1年ほど愛用しているCAN★DOのフローサー。100円と思えないパワフルさです(100均のフローサーは電池が別売のことが多いです。買われる時のご参考に。)
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ここは理屈なので読み飛ばしてOKです!
初めにも書きましたが、そもそものカフェラテは、エスプレッソ+スチームミルクで作るのでしたね。
スチームミルクとは、エスプレッソマシンのスチームノズルを使用して、蒸気で温めたミルクのこと。
スチームノズルでミルクを温める = 温める工程 + 蒸気でミルクを泡立てる工程
2つの作業に分解できると考えて、このレシピでは
電子レンジで温める → ミルクフローサーで空気を入れて攪拌、という作り方をします。
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フローサーの先を温めた牛乳に入れ、10秒〜15秒ほど回します。
10秒ほどで、液体の状態を残しながらフワフワ感もある、スチームミルクのような状態になります。
あとはお好みで5秒ほど長く攪拌してもOK。
●気をつけポイント●
・フローサーをかけ過ぎると、泡が塊になり、飲みにくくなります。
・フローサーの先が液面の外に出ると飛び散るので、ご注意ください。
泡立て後の牛乳。量が2倍くらいになります。フローサーの勢いでミルクが跳ね上がるため、深めの容器をおすすめします。
③エスプレッソを50ccの水で溶き、レンジで40秒チン
40秒温めることで、先ほどの牛乳とほぼ同じ65℃になります。
コーヒーと牛乳、2つの液体を同じ温度に近づけることでよく馴染み、口当たりがぐっと良くなります。
④ ②の牛乳を、コーヒーの入ったカップに注ぎ入れる。
注ぎ方ひとつで、仕上がりの見た目が変わります。
ー高さのあるところから注ぐと、エスプレッソと混じり合ってマーブル模様に(写真左)。
ー静かに注ぐと、フチにほんのりコーヒー色が出る仕上がりに(写真中)。
ーまた、コーヒーを別の容器に用意しておいて、牛乳を先にカップに注ぎ、その上からエスプレッソを細く注ぐと、真っ白の表面に仕上がります(写真右)。
牛乳の上にコーヒー色の穴が開くので、そこは容器に残った牛乳でちょこっとカバーして下さい。
これはこれで、シナモンパウダーやココアパウダーを散らすなど 、ちょっと遊べます。おもてなしにも良いですね。
慣れたら、牛乳を泡だてながらエスプレッソをチンして、さらなる時短に!
寒い時期は、温めた牛乳を台所の冷たい作業台に置くと冷めてしまうため、コースターを敷くなどして冷めるのを防いでみて下さい。小さな気配りで、より美味しい仕上がりに🍀
★使う道具
- 電子レンジ…500wの前提でレシピを作りました
- 牛乳用に、レンジOKで深めの容器。容器が浅いと、牛乳を泡立てるときに飛び散ります。
- ミルクフローサー…牛乳を泡だてる道具。🐼は100均のを使っています。
★おうちカフェで作るカフェラテ、1杯のお会計は25円です
牛乳 18.9円(100cc)/エスプレッソのインスタントコーヒー粉 4.3円(2g)/水 2.2円(50cc)
ー1杯の価格は、各材料費を足して、小数点以下を四捨五入したものです。
ー材料費のみのざっくりな明細(税込)ですが、ご参考になればと思います。著者が身近な範囲で入手できて、お手頃価格だと思うものを購入して算出しました。
ー光熱費・道具代は含まれていません。
今日も素敵なカフェタイムを♪