欧米で、年末年始のホリデーシーズンのドリンクとして親しまれているエッグノッグ。
いくつかポイントをおさえながら、おうちで簡単に作る、おすすめレシピをご紹介します。
スパイスやバニラエッセンスを加えない、静かでやさしい味に仕上げています。
飲むカスタードとも呼ばれる「エッグノッグ」とは一体何?
エッグノッグが「飲むカスタード」って呼ばれるのは、材料がカスタードクリームと似ているからなんだね
エッグノッグの材料である卵黄には、タンパク質、脂質、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンB群、
レシチンなど栄養が豊富に含まれます。さらに牛乳がカルシウムやタンパク質をプラスしてくれるので、北米など寒冷な地で、体力を消耗する冬の時期に愛されるドリンクなんですね。
出来上がったエッグノッグに、さらにブランデーなどお酒を加えたり、たっぷりシナモンなどスパイスを加えたり。アレンジ次第で体がポカポカです✨夏は冷やして飲むのも美味しいです。
クラシック・エッグノッグの材料(200ccのカップ1杯分)
・卵黄 1個 ←加熱しますが、ご心配な方は生食可能な卵をご準備ください
・砂糖 大さじ1
・蜂蜜 大さじ1
・成分無調整牛乳 140cc ←乳脂肪分が3.9くらい以上で高めのものが良いです
・シナモン お好みで少々
クラシック・エッグノッグの作り方
2つのポイントをおさえておきましょ!
- 牛乳は、成分無調整で乳脂肪分が3.9くらい以上のものを使う
- 卵黄に火が入りすぎないよう、点火後は弱火で混ぜ続け、早めに火を止める
以上のポイントをおさえながら、早速作っていきましょう。
①卵黄と砂糖を小鍋に入れ、もったりするまで混ぜる
下準備として、卵を黄身と白身に分けます。
今回は黄身だけを使います。卵白は料理などにお使い下さい。また、卵黄は加熱しますが、サルモネラなどがご心配な方は、生食できる新鮮な卵をお使い下さい。
卵黄と砂糖(写真はてんさい糖を使用しています)を小鍋に入れ、すり混ぜます。
5分ほどじっくりシャリシャリ…と混ぜて、砂糖が溶けてもったりとした状態になればOKです。
色は少し白っぽい感じになります。
かき混ぜには、ミニサイズでもホイッパーがあると便利です。なければお箸を5〜6本まとめて使うので代用できますよ。
②同じ鍋に牛乳と蜂蜜を注ぎ、混ぜながら弱火で加熱
あまり泡立てたくないので、牛乳は静かに注ぎます。
クラシックなエッグノッグには、乳脂肪分が高めの牛乳がよく合います。
一般的な3.5%くらいの牛乳で作ると、ちょっと薄いな、と感じる仕上がりになります。
成分無調整の乳脂肪分3.9(とか4.0とか)は、1本/1L あたりのお値段が350円前後と高価ですが、
シンプルなレシピなだけに牛乳の濃さが引き立つのと、卵黄のトロミとのバランスも良くなります。
出費だけの事はあると思うので、ここはぜひ乳脂肪分の高いものをご検討ください。
あまり泡立てず、静かにかき混ぜるために、ゴムベラなどに持ち替えます。
ここでの最大のポイントは、卵黄に火を入れすぎないことです。
卵を加熱しすぎると、モロモロの固形状態になり牛乳と分離します。下の写真が失敗例です。
炒り卵のようになっているのがご覧頂けるでしょうか。
写真のように卵黄に火が入りすぎないよう、タイミングに気をつけて、
卵+牛乳の液の表面がフツフツし始める直前に火を止めます。
ちょっと早いかな?と思うくらいのタイミングで、
牛乳がしっかり温っていればそれでOK、完成です。
数秒の違いで固まりますので、目を離さないようにしましょう!
③カップに注ぎ、お好みでシナモンをふって完成
寒い時期は、ドリンクが冷めないようにカップを事前に温めておくと良いですよ。
甘みが足りないと感じたら、蜂蜜を足すのをおすすめします。
エッグノッグは、しっかりと甘くすることで、美味しさが体に沁みてアップするように思います。
<おうちで作る>クラシック・エッグノッグ、200ccカップ一杯での材料費は約85円です。
卵黄 約8円(1個・約20g)/牛乳 26.5円(140g)/砂糖 2.8円(9g)/蜂蜜 45.7円(21g)/
シナモン 1.7円(0.1g)
ー1杯の価格は、記事掲載時における各材料費を足して、小数点以下を四捨五入したものです。
ー材料費のみのざっくりな明細(税込)ですが、ご参考になればと思います。著者が身近な範囲で入手できて、お手頃価格だと思うものを購入して算出しました。
ー光熱費・道具代は含まれていません。
それでは今日も、素敵なおうちカフェタイムを🍀